
最近、那覇市内で「借地」に関する査定依頼が増えています。
「借地って売れるの?」「地主の同意は必要?」
「査定はどうやって決まるの?」など、
お客様から多くのご質問をいただきます。
今回は地主様・借主様の両方に向けて、
借地の基礎知識や査定・売却の流れを解説します🏡
借地とは、土地を地主様から借りて、
その上に建物を建てて利用する権利のことです。
借地権には大きく分けて2種類あります。
いずれも地主と借主の関係が前提になるため、
通常の土地売買よりも手続きが複雑になるのが特徴です⚠️
那覇市には戦後から続く借地が多く残っています。
地主様が土地を手放さず貸すケースが多く、
現在でも住宅や店舗として利用されている場所があります。
また、相続をきっかけに借地の権利関係が複雑になったり、
地主様・借主様双方が「どうすればいいのか」と悩む例もあります。
那覇市中心部では借地権付き住宅や底地が珍しくありません。
そのため査定や売却のご相談が多いのです。
借地を査定する際は、通常の土地と違い、
以下のような点を確認します。
地主様・借主様の両方に関わるため、
査定には専門知識と調整力が必要となります💡
借主様から「借地権を売りたい」と
ご相談をいただくことがあります。
この場合、基本的に地主様の承諾が必要です。
承諾の方法には「承諾料」を支払うケースもあります。
また、借地権は土地そのものではなく「利用権」なので、
市場価値は借地権割合に左右されます。
例えば、地域によって借地権割合が60%であれば、
土地の時価の60%程度が借地権の価値になります。
買主は住宅ローンを利用しにくいため、
現金購入が前提になる場合も多いです⚠️
地主様からは「底地(貸している土地)を売りたい」
というご相談をいただくこともあります。
底地は借地人が利用しているため、
単独では市場価値が低くなりがちです。
しかし以下のような方法で売却可能です。
・借地人に底地を買い取ってもらう
・借地権と底地を同時に売却する
・投資家や専門業者に売却する
地主様にとっては借地契約が長期化すると、
固定資産税だけ負担して収益性が低い場合もあります。
そのため、売却や整理を検討する地主様も増えています。
借地の売却は通常の土地取引よりも複雑です。
・地主と借主の関係性を重視する必要がある
・契約書の内容によって売却可否が変わる
・買主が見つかっても地主の承諾がないと進められない
・金融機関の融資がつかず、購入希望者が限られる
「借地だから売れない」と諦めるのはもったいないですが、
通常より調整が必要な点を理解しておきましょう。
ミカタ不動産では借地や底地に関するご相談も多く、
査定・売却の実績も積み重ねています。
・司法書士や弁護士と連携し法的に安心できる体制
・地主様・借主様双方にとって公平な提案
・現地調査や契約確認も迅速に対応
「借地だから難しい」と他社で断られた案件でも、
解決の糸口を一緒に探すのが私たちの役目です。
那覇市には借地や底地が多く残っており、
査定や売却に悩む地主様・借主様は少なくありません。
借地の売却には地主の承諾や契約内容の確認が必要で、
通常の土地売却とは大きく異なる点があります。
しかし、正しい知識と専門家のサポートがあれば、
安心して進めることが可能です。
借地や底地に関してお悩みの方は、
ぜひお気軽にミカタ不動産までご相談ください(^^)/