2025年07月13日
沖縄の不動産が「滞留」している今、売却を成功させるには?
こんにちは。
ミカタ不動産の平田です🔥
〜最新市場動向と現場の実感から考える〜
今朝の琉球新報に、
「県内不動産が滞留傾向にある」という記事が掲載されていました。
この記事は、
沖縄県不動産鑑定士協会が7月9日に発表した「第22回不動産市場DIレポート」に基づいており、
県内の不動産取引全般で売却までの期間が長期化しているという現状を伝えています。
実際に私も、その傾向を肌で感じています。
市場全体で何が起きているのか?
DIレポートによると、
住宅用地・中古住宅ともに「売り出してから成約に至るまでの期間」が延びてきているとのこと。
売主としては、以前なら1〜2ヶ月で売れた物件が、
今では3ヶ月以上かかるケースが増えているのが現状です。
この背景には以下のような要因が挙げられています。
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地価の上昇による販売価格の高止まり
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建築費の高騰で新築需要が落ち着いてきた
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住宅ローン金利上昇への懸念
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買主側の購買意欲の鈍化
つまり、「売れにくい」状況が県内全体で広がってきているのです。
現場で感じる“リアルな変化”
私も日々、お客様と接するなかで明らかな変化を感じています。
以前は、「この価格ならすぐに決まるだろう」と見込んでいた物件が、
3ヶ月たっても反応が薄いということも珍しくなくなりました。
とくに、築20年以上の戸建てやマンション、
再建築に制限のある土地、
30坪前後の住宅地など、
一般的なニーズが下がってきている物件ほど苦戦する傾向にあります。
また、内覧は来るけれど申込には至らない、
買主の決断までに非常に時間がかかるというケースも増えています。
金利や建築コストを気にして、
買い控えが起きているという印象も強くなってきました。
売主が今すぐできる対策とは?
このような市況だからこそ、
売主の立場としてやっておくべき工夫もあります。
1.適正価格の設定(やや低めを狙う戦略も)
→ 査定額通りに出すのではなく、「買主の心理」を意識した価格設定が有効です。
2. 第一印象の強化(物件の魅せ方を整える)
→ 草木の手入れ、室内の整理整頓、不要物の撤去だけでも印象は大きく変わります。
3. 仲介業者との情報共有・協力体制の強化
→ 内覧のフィードバックを聞いて、随時対応を変える柔軟さが重要です。
4.買取という選択肢も視野に
→ 時間がかかることを避けたい方や、現状のまま早く手放したい方には不動産会社による買取も有効です。
最後に|こんな時代だからこそ「伴走」が大事
不動産の売却は、
いつの時代も簡単ではありませんが、
とくに今は慎重な姿勢が求められる市況です。
「高く売りたい」「早く売りたい」といった思いと、
市場の現実の間で悩まれる方も多いと思います。
当社では、そうしたお客様の悩みに寄り添い、
最善のご提案ができるよう、しっかりとサポートいたします。
無料査定やご相談だけでも歓迎です。
今だからこそ、一歩先を見据えた「味方」として、
私たちを頼ってください。
ではでは(^^)/